オンラインツアーのご質問と回答

オンラインツアーで頂いたご質問への回答をまとめました!

大変長らくお待たせいたしました。

オンラインツアーで頂いたご質問への回答をまとめました。

特に当寄付プロジェクトへのご質問は貴重なご意見でしたので、是非ご一読下さい。

 

THREE CROSS HELP
寄付プロジェクトへのご質問

 

Q1.修復工事はいつから着工して、いつまでに完成させる予定ですか?

A1.修復工事はすでに始まっておりフェーズ1(地下の水を乾かし、水の浸透を防ぐ工事)は終わっています。ですが、フェーズ2以降(TOPページにある6つのゴール)を始めることが、資金不足の影響で出来ません。工事が再開すれば、おおよそ1年ほどで工事が終わる見込みです。

 

Q2.寄付金はどのように使われますか?

A2.寄付金は教会の修繕金に利用されます。

 

Q3.修復の途中経過や完成形を見ることはどの様にして可能になりますか?

A3.工事が再開した際には、フィンランドのイマトラ教区から、経過の記録をいただき公開予定です。見事に修繕が終われば、再度オンラインツアーを開催したいと考えていますが、是非現地で直接見ていただけると教区の方々も喜ぶと思います。

 

A4.日本のある教会では、建て替えや引っ越しは、教会員の献金から捻出しているという話を聞きました。フィンランドの教会はどのようなシステムなのでしょうか。献金では資金が間に合わないということで、寄付を募っているのでしょうか。

Q4.献金は存在していますが、同じ宗派の他の教会の運営にも費用が必要なため、献金だけでは修復費用として足りません。この教会の宗教感として、「教会のために使うお金を教会主体で集めてはならない」というルールがあり、クラウドファウンディングなどの寄付活動を自主的にすることが禁止されています。(※寄付金を受け取ることは出来ます。教会の口座に直接寄付金を届けることも可能です。大口での寄付金をいただける場合、フィンランドの口座をお伝えすることも出来ますので、HPの問い合わせよりご連絡下さい。)

 

Q5.フィンランドでも寄付活動を行っているのでしょうか?
A5.フィンランドのイマトラ教区は教会組織のTOP層に修繕費の提供のお願いしており、ようやくフィンランド福音ルター派教会から援助を一部いただけることになりました。しかし、それだけでは全ての修復ができない状況です。アルヴァ・アアルト財団は、ゲティ基金 (Getty Foundation)など助成金をもらえるよう働きかけていますが、大きな成果はまだ出ていません。

 

スリークロス教会についてのご質問

Q1.パイプオルガンのパイプもアアルトがデザインしたのでしょうか?

A1.はい、1959年にアアルトのデザインでパイプオルガンも完成しました。ただし、現在のパイプオルガンは新たに大きなものに交換しています。新しいパイプオルガンのデザインは、アアルト設計事務所の監督のもとで行われています。

 

Q2.こちらの教会の宗派は何でしょうか?

A2.フィンランドのルーテル教会(ルター派)の教会です。

 

Q3.街の人が使っていた体育館も見てみたいです。

A3.こちらのビデオ内でご覧いただけます。
https://yle.fi/uutiset/3-11242976

 

Q4.祭壇の大理石は非常に細かいピースで敷き詰められているのでしょうか?

A4.とても細かいピースです。もともと床材として使われていた、大理石の端材を集めて作られています。同じようなディテールで、フィンランドのseinajokiにあるラケウデン・リスティ教会にも似た床があります。
ラケウデン・リスティ教会は設計もアアルト設計事務所の中で同時期に行われていたため、照明器具や素材にも共通点が見られます。

 

Q5.仕上げは漆喰ですか?塗装ですか?

A5.塗装です。

 

Q6.ペンダントライトもアアルトのデザインだと思うのですが、どういったものなのでしょうか?

A6.アアルト事務所のスタッフ、ヒルヴォネンとの共同作業でデザインされたものです。筒状で灯りが漏れるタイプの中で、一番最初にデザインされたものです。リスティ教会とラハティの十字架教会でも同じデザインを見ることができますが、ラハティの教会のデザインは大きめで、重めの素材を使っています。アアルトの照明は教会照明としてスタンダードになり、同じタイプのもので、ドイツのWolfsburgの教会でも採用されていたり、Maison Carréeというパリの郊外にある大豪邸でも使われています。

 

Q7.屋根の素材も教えて下さい。

A7.外側の屋根の素材は銅板です。

 

Q8.十字架の頭が短いのはアアルトのデザインですか?

A8.おそらく、デザイン上、壁が競り上がっているような形になっているために、上の部分を短くしたと考えられます。また、十字架の角度が若干ずれているのは、ゴルゴダの丘に合わせているそうです。

 

Q9.床のレンガは現地でポピュラーなものでしょうか、どういうものでしょうか?現地の工場で作られたものでしょうか?

A9.50年代のフィンランドの教会でよく使われる素材で、アアルトのデザインではありません。タイルは厚さが5センチあり、トルク郊外のコピッタレンガ工場で製造されました。

 

Q10.パイプオルガンの音を聞いてみたいです。

A10.是非、コンサートがある際に来てください。イマトラの地区には3つの教会があり、それぞれにオルガン奏者がいるのですが、専属のオルガン奏者に言わせると、この教会のオルガンが音響も音色もベストとのことです。

 

Q11.フィンランドに行った時に突然伺っても中を見学する事は可能なのでしょうか?

A11.ツアー申し込みが必要ですが、予約をすれば見ることができます。※一般利用(礼拝など)は立ち入り禁止状態になってしまっています。

 

Q12.教会のベンチのデザインも見てみたいです。

A12.次回のツアーが叶いましたら、お見せしたいと思います。

 

Q13.地下も含め、地域の人達に具体的にどのように活用されていたのでしょうか?

A13.教会の礼拝堂としてだけではなく、建物の南端ではバレーボールや卓球、バスケット、エクササイズのできる体育館としても利用されていました。地下には教区活動のために、キッチンと会議室が設けられています。

 

Q14.自動ドアで礼拝堂と手前部分が分けられるということは、手前部分だけを使って催し物に使われたりもしたのでしょうか?

A14.防音式の可動壁で、3つのエリアが分けられるようになっています。
建物南側の体育館が使われている時は防音壁を使い、礼拝に訪れる方々へ配慮ができます。

 

Q15.鐘楼に登れますか?

A15.現在は禁止されていますが、修復後は未定です。

 

Q16.階段はありますか?

A16.あります。詳しくはHP内の図面画像をご覧ください。

 

Q17.木造ですか?

A.17コンクリート造です。音響の良さにもコンクリートが関係しています。

 

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